第3回インターネット 俳句 コンテスト
1998年冬

主催
インターネット俳句コンテスト実行委員会

審査員
高橋信之(愛媛大学名誉教授)
秋尾敏(軸同人)



◆入賞作品◆

【一般の部】

★金賞★
湯豆腐の白さをすくう春深し 久万・吉田晃

★銀賞★
ワイパーで掻く花びらのまた空へ 城崎・荒川忍

★銅賞★
山積みの大根をこれから洗う 重信・相原弘子

★高橋信之先生特選5句★

ワイパーで掻く花びらのまた空へ 城崎・荒川忍

炊き上がる飯の匂いや桜冷え 名古屋・古田けいじ

いかなごを母がしていたように煮る 重信・八木泰子

枝豆や皿の白さを深うする バンコク・田中建治

春巡り来るほうほうと想うころ 東京・炉飛元幻丹

★高橋信之先生入選10句★

受験生ざざめき下り街灯る 神戸・木下資一

下校児を丸く包んで春茜 久万・吉田晃

ハンカチに野の色移し土筆つむ 津山・渡邉道朗

コーヒーに水の旨味よ花の朝 松山・高橋正子

産声の声高らかに芽吹く朝 横浜・佐佐木とみ子

山積みの大根をこれから洗う 重信・相原弘子

生え初めし吾子の歯型や桜餅 ひねもす

湯豆腐の白さをすくう春深し 久万・吉田晃

連翹の散りたる路をけんけんぱ 芦屋・林 緑丘

紅引くや三面鏡に花吹雪 茅ヶ崎・坂本登美子

★秋尾敏先生特選5句★

湯豆腐の白さをすくう春深し 久万・吉田晃

下校児を丸く包んで春茜 久万・吉田晃

連翹の散りたる路をけんけんぱ 芦屋・林 緑丘

靴音を揃えて歩く春の街 岩手・武田稲子

山積みの大根をこれから洗う 重信・相原弘子

★秋尾敏先生入選10句★

受験生ざざめき下り街灯る 神戸・木下資一

「さよなら」と見上げてみれば朧月 大阪・山田 薫

コーヒーに水の旨味よ花の朝 松山・高橋正子

学校の桜を芯に久万の町 松山・松岡登司子

ワイパーで掻く花びらのまた空へ 城崎・荒川忍

いかなごを母がしていたように煮る 重信・八木泰子

雲雀鳴き吾子が駆け行く磧畑 徳島・武田一恵

惜春や妻突然に髪を切る 津山・渡邉道朗

紅引くや三面鏡に花吹雪 茅ヶ崎・坂本登美子

たんぽぽの絮昨日はきれいな丸だった 重信・相原弘子

★佳作★

雪けむり山見えずとも鳥帰る 東京・三上 恕

山笑う大突堤の青空に 茅ヶ崎・坂本登美子

カーテンのような風花舞い下りる 東京・太田湖亜

久々に友と逢う夜や冴返る 栃木・高木 亮

お祭りの過ぎしNAGANOに春の雨 小諸・依田隆晴

独活採りて車中いっぱいの香りかな 藤沢・柳沢公明

3時過ぎ春を感じてあくびした 松山・明星宏典

長雨やわらべのまなこ深まれり 栃木・山田悦弘

青柳を揺らしてカヌー滑り行く 名古屋・古田けいじ

バス下りる見知らぬ町の花並木 芦屋・林 緑丘

光る海木の間に見ゆる春の伊豆 芦屋・林 芳福

花桃のひときわ色濃き山斜面 横浜・深井虞洛

三本の旗春風に時々サボったりする 群馬・ゆうすけ

六甲の山春めきて海光る 宝塚・安丸てつじ

印つく手に力を込めて卒業証書 久万・佐藤 太

子らの歌いつまでも続く雛祭り 久万・菊地孝昌

透きとおる空の彼方に雪かむる富士 川崎・渡辺一史

満開の花の句会となりにけり 松山・野上哲斉

花散るや灯にひかりつつ翳りつつ 川西・上出真佐子

たんぽぽの綿毛飛び散る春風に 川崎・川原貴徳

囀りのあふれる山が楽しそう 砥部・鳩崎良一

雪の朝世界は音をなくしけり 埼玉・富倉裕子

怒りいつか笑ひとなりぬ四月馬鹿 埼玉・北林淳子

パソコンの検索ボタンリラ匂ふ 大阪・掘佐夜子

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学生の部入賞発表
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実行委員会委員長 高橋正子


インターネット俳句センター